もうすぐ私は、この世を去ります




私遠くに行かなきゃいけなくなっちゃった。



家族にそう伝えると弟とお母さんは泣き出した。



お父さんは涙をこらえる様子でお姉ちゃんは私を抱きしめてくれた。




もう、時間はないの?



どうしてもいかなきゃなんないのか?



延期とか、できないの?



やだよぉ!お姉ちゃん、いかないで!




みんな私のためにそう言ってくれる。でもね、もうダメなんだ。




私がそう言うとお母さんは急いでキッチンに、お父さんは押し入れにお姉ちゃんは部屋に弟は机に向かった。





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