花火
  


それから私は悠樹に抱きしめられながら

一時間ほど泣いた。

泣きやんだ私をみて

「お前は笑ってるのが一番だよ」

といって頭をなでる悠樹

やっぱり好きだなぁなんて思う。

悠樹は私より一つ年上でモテる。

でも彼女はできたことない、告白も全部断ってる。

「ほら、クリームパンやるよ
これでもう泣かないだろ」

なんて言う、悠樹

「ありがとう」

「おう!まだいてやるから安心しろ」

なんていうからまた泣きそうだよ。

「おいおい、泣くなよ」

って困った顔で言う悠樹。

涼にちゃんと言おう。

私も悠樹が好きだから協力できないことを

ちゃんと正直に言おう

悠樹を好きだって改めて今日思ったから。





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