あの夏の日…
前半
あの夏の暑い日
僕は部活に入ることを決めた
ホントは部活なんてする気は無かったが周りにながされた…
しかし
結果としてそれはよかったのかもしれない。
高校に入学してからもう半年が経とうとしている
期末テストはまぁまぁだが人に自慢できるほどでもない…
中学までの陰気な自分を変えたくて私立の家から遠く離れた私立の高校に入学した
そして寮の友達はできたがなんか親友と言える友達に巡り会えずにいた高1の夏…
テストが終わり夏休みが始まって寮の友人はみんな実家に帰った
僕は帰らない友達と寮に残ることにしたがこのときほど1日を長いと感じたことはない
毎日同じ面子と同じ漫画を読みながら他愛もないことで笑いが耐えなかった
ある晴れた日寮の食堂横のグラウンドでサッカー部がいつものように練習していた
その日初めて見た一人の男に目を奪われた、彼から目が離せなかった
練習が終わりグラウンドにまだ熱気が残る頃僕はグラウンドに立っていた
いつも片付けられているボールがその日はゴール中に一つだけ残っていた
僕はボールを見つけ駆け出した
30分ほどだろうか
ボールを蹴っていると後ろから声を掛けられた
「おい!!」
振り向くとさっきの男が立っていた
「そのボールうちのやろ?」
僕は黙って頷いた
その男は続けた
「おまえ1年3組やろ?俺2組の森ってんや」
僕は何を言ってイイか分からなかったが一言
「よろしく」
森は続けた
「サッカー好きなんか?」
僕は部活に入ることを決めた
ホントは部活なんてする気は無かったが周りにながされた…
しかし
結果としてそれはよかったのかもしれない。
高校に入学してからもう半年が経とうとしている
期末テストはまぁまぁだが人に自慢できるほどでもない…
中学までの陰気な自分を変えたくて私立の家から遠く離れた私立の高校に入学した
そして寮の友達はできたがなんか親友と言える友達に巡り会えずにいた高1の夏…
テストが終わり夏休みが始まって寮の友人はみんな実家に帰った
僕は帰らない友達と寮に残ることにしたがこのときほど1日を長いと感じたことはない
毎日同じ面子と同じ漫画を読みながら他愛もないことで笑いが耐えなかった
ある晴れた日寮の食堂横のグラウンドでサッカー部がいつものように練習していた
その日初めて見た一人の男に目を奪われた、彼から目が離せなかった
練習が終わりグラウンドにまだ熱気が残る頃僕はグラウンドに立っていた
いつも片付けられているボールがその日はゴール中に一つだけ残っていた
僕はボールを見つけ駆け出した
30分ほどだろうか
ボールを蹴っていると後ろから声を掛けられた
「おい!!」
振り向くとさっきの男が立っていた
「そのボールうちのやろ?」
僕は黙って頷いた
その男は続けた
「おまえ1年3組やろ?俺2組の森ってんや」
僕は何を言ってイイか分からなかったが一言
「よろしく」
森は続けた
「サッカー好きなんか?」