Airis
_____ ガチャ
トイレから出てきたわたしは、
そのまま床に座り込んでしまった。
「………グスッ…」
涙が次から次へとこぼれ落ちる。
ポケットからケータイを取り出したわたしは、一番上にある名前に電話をかけた。
プルルッ、プルルルッ
いつもなら気にならないこの呼び出し音が、今日ばかりは長くて鬱陶しい。
『もしもーし、どうかした?』
耳から入ってくる大地の声。
その声を聞いたらさらに涙が出てきた。