この1時間は、俺のもの。

落ち着かなくて周りをきょろきょろと見回す。

すれ違う人がやけに、こちらを見ている気がした。


よくよくその目線を追うと、藤原に向けられていた。

忘れかけていたけど、藤原はイケメンだ。

色白で、締まってて、なんというか、オーラがある。


天性なのかなんなのか、こいつには、人を魅了する何かがあるのだろう。

そんな男の隣を歩いているのが自分だと思うと、不釣り合いで申し訳ないと思うと同時に、ちょっと、嬉しかった。




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