婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
「あの 中西さん。何が目的なのか知りませんけど、そういう冗談やめてもらえますか…。」
「冗談なんて言ってませんよ。今日だって残業とか言いなから、その子連れて誰もいない会議室に入っていきましたよ。鍵までかけて、怪しいでしょ? それに けっこう気に入ってるみたいですよ その子のこと…。」
「だからって 別に浮気してるとは限らないじゃないですか…!」
私は彼を睨みながら、強い口調で言った。
「まあまあ そんなに怒らないで下さいよ。 ふーん なつさんって、随分あいつのこと信じてるんですね…。まあ そのうち、俺の言ってることが本当だって分かると思いますけど。
ああ そうそう なつさんって 今度の土曜日会社のバーベキューに誘われました? 奥さんいる人はみんな連れて来るみたいですけど。」
「いえ。土曜日は、私 仕事なので…。」
バーベキューなんてあることも知らないけれど、これ以上、この人のペースに巻き込まれないようにと、私はきっぱりと言い切った。
「うーん 俺は休んででも来たほうがいいと思うけどな~。あっ 噂をすれば… あれが例の彼女ですよ…。あいつ なんで連れて来たんででしょうね~。」
そう言われて振り向けば、ちょうど圭司が若い女の子を連れて、お店の入口から入って来るところだった。