僕があの子を好きになっても良いですか?







「でも白羽くんかっこよかったよ?」


「…熱出してちゃ意味ない
全て水の泡

はああぁぁぁああ……」


「白羽くん……」




前から思っていたけど

白羽くんってネガティブすぎる

もう少し前向きになれないものかねー?




「でも白羽くんって
たまに俺とかって言って…

キャラ変わるよね?」


「あれは…
黒木さん絡みじゃないと絶対に出さないよ

黒木さんが関わると
どうも自分を抑えきれないみたいだから」


「……ふふっ」




笑っておいたけど

内心は火が出そうなほど恥ずかしかった

…ストレートすぎるんだよっ!




「ケホッ…コホッ……」


「大丈夫?
やっぱりバス戻ろうか?」


「うん……」




見るからにだるそうな白羽くん

あたしは萌と柿沢くんに先にバスに戻ることを伝えて

一緒にバスに戻った







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