男装プリンセス~続♡男装騎士~

お転婆なお姫様




「ミソラさま!またそんなところに!」




ガミガミと口うるさい声が下から聞こえる。
ちぇ、見つかったか。



私は仕方なく登っていた木から飛び降りた。





「と、と、飛び降りるなんて!プリンセスがはしたない!」




顔を青ざめているのは、じいや。
口うるさい、教育係だ。

口を開けば、プリンセスなのだから、はしたない、もっと上品に!
って、耳にタコだっての!


そりゃあ、多少ガサツな所はあるけどさ、一応プリンセスだっていう自覚はあるのよ。




「血圧上がるわよ、じいや」

「誰のせいだと」



いい加減、無駄だと気付かないのかしら。
私だって、やることはちゃんとやってるのよ。


公務にはちゃんと参加しているし。
大嫌いな勉強もちゃんとこなしているし。

その上で遊んでるんだからいいじゃないの。





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