どうしても‥‥君が好き
桜子は、母に遅くなると連絡して、
哲の車の中で、話をした。

哲は、沢山、桜子に謝った。
『ずっと探していたが
誰も、桜子の居場所は、教えて
くれなくて
‥‥‥‥‥自業自得だよな。

みかにも、みかの親にも、いとこにも
きちんと話してからは、
二度と、近づいてない。
お袋さんから、無事に病院に行き
入院した。と、連絡が一度だけあった。
と、話してくれた。

姉貴や城から、散々、罵られて
どれだけ、桜子を傷つけたか、
思い知らされた。

俺は、バカで、英雄気取りで
みかは、俺の言うことを簡単にきくと
それに、俺を好きな、桜子は、
離れていかないと
勝手に、思っていたんだ。

姉貴に
逆の立場なら
どうしたか?考えたか
と、言われたよ。

桜子が、元カレの所に
毎日、勝手にいくとか
考えられないし、
俺、キレる。

本当に、浅はかな行動をしたと
何度も、何度も考えた。
反省もした。

そんな、俺に出来ることは、
仕事を早く覚えて、一人前になって
桜子を探しだして
もう一度、俺を見てもらうしかない
と、考えて、がむしゃらに
働いた。』

「桜子、もう一度だけ、信じてほしい。
 そして、俺の嫁さんになって
 ほしい。
 
ダメかな?信じられない?
 彼氏とか、いても‥譲れないんだ。」
と、哲は、言った。
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