奇聞録八巡目
あの森には近付くな。
もう一度言う。
なんでも良い。
あの森には近付くな。
森から命からがら車へ帰ってくると、
車の中に沢山の人が乗り込んでいた。
体のパーツがチグハグな、明らかに死んだ人間がぎゅうぎゅうに車に乗り込んでいる。
一斉に全員が俺に振り向く。
車を乗り捨て、森の駐車場から逃げ出した。
発狂しそうに成りながら家の布団でガタガタ震えた。
暫くして車はレッカーされて警察署に届いていると、連絡が来た。
警察署に行き、車を確認すると、
未だに中に沢山の人が乗ったままだった。
良いか?
お前が乗ってるそこに、居るんだよ。


