奇聞録八巡目
人を騙し続けた俺は、人を騙すのに飽きた。
何度も警察に捕まり、ある刑務所に入った時に面白い物を見た。
俺がこの部屋に入る前に、この部屋で死んだ奴に会った。
そいつは自分が死んだ事に気付かないようだった。
俺はそいつに、お前は死んじゃいないと教えてやった。
嬉しそうにあの部屋にいつまでも居座っている。
俺はそれからあいつらを見掛けるたびに声を掛けている。
首がない奴や、めちゃくちゃな顔をした奴。
ビックリさせようと出てくるやつらを騙しまくった。
ふふふ。
次から次へと奴等は勘違いして未だにその場所にいる。
それで生きている奴等に害を為している。
なんと愉快な事か。
やめられないな・・・。
死ぬまで・・・。