その一言から始まるstory


「──あれ、心恋もこのクラスなんだ?」


「へっ!?……あ、琉稀くん…」




──なんという偶然。


平然を装いながらも普通に会話を繋いだ。



チャイムが鳴って、自己紹介も終えた。

高校生活一番初めのHRが終わって、入部する人だけ先生に入部届けを出しに行く。


私は入る予定ないから、もう帰る!


ゆっくりと帰る支度を終えると席を立つ。
そして昇降口へと足を進めた。


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