BLUE‐PRINCE





「自由だぁぁぁっっ!!!」


「さよなら高校!こんにちは新生活!!」


「マイドリームを掴むぜぇぇ!!」



……などなど、様々なことを言って体育館から駆け出していく生徒たち。


退場までリハーサルしてたのに、もうグダグダだ。


ポツンと取り残された、保護者と教師、そして僕と朱架。



「何だこの高校は!けしからん!!」



ぷんすか怒っている来賓たちは、ドスドスと足音を立てながら帰って行ってしまった。


……来年から、ここには来賓さんたちこないだろうな。


校長先生が清々しい顔で僕らを見ている。


大丈夫なのだろうか。



「葵くん……」



朱架が、僕の隣に立った。



「…この高校、大丈夫かな?」


「分からない…。なんか申し訳ない」


「あはは……」



苦笑いする朱架。


そうせざるを得ない状況だ。


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