☆Friend&ship☆-季節はずれのモンスーン-

生まれは地球、育ちも地球


じゃあねー、といつものあいさつをしていつもの駅で友達と別れる。


私の名前は星川緋香莉(ホシカワヒカリ)。

中学一年、最寄りの駅は覚王山駅、徒歩10分。

途中で名港線に乗り換え、終点まで乗る。

そこが私の通ってる中学校の最寄り駅。

制服は、ごく普通。

普通も普通、超普通。

頭も普通。


断っておくけれど、私はどこかの小学生のようなオタクではない。

宇宙人にもUMAにも興味はない。

ごく普通の中学生だ。

そう、ごく普通の。

本当に、ごく普通の。


家の前を通りかかると、不意に影が頭に降ってきた。

いや、影、というよりかは光のよう。

それはどんどん近づいてきて、緋香莉が驚いているうちに、あっという間に緋香莉を飲み込んでしまった。

緋香莉を飲み込んでからそれは完全に消えた。


そういえばあの光、アニメで見た「魔法陣」にそっくりだったな、と思ったのは、それからずっと後のことだった。
< 82 / 161 >

この作品をシェア

pagetop