美女と不細工

「凌、いる…か…?」
 兄貴は俺の返事も待たずにドアを開けた。
「凌…?」
 うわぁ…引いてる引いてる…。
 俺はけっこうな速さでウィルスを作っていった。
 高速に打ち込まれていく文字や数字にドン引きしている。
「怒ってる?」
「あぁ、超怒ってる。今、悪質なやつをあんたのパソに入れようと思ってたとこだよ」
 本気で嫌がってる兄貴の顔が直接見ていないのにも関わらずハッキリと分かった。
 昔、というか小学5年生の時に面白半分で変なサイトにアクセスしてしまった俺はパソコンが
< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

情恋

総文字数/627

詩・短歌・俳句・川柳4ページ

表紙を見る
君に捧げる愛の歌

総文字数/606

ノンフィクション・実話1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop