Fighting fantasia
本質
「お前相手なら、本気が出せる」

左右の手を拳にして握り締める健二。

その全身から、ウラヌスと同様の青白いオーラが立ち昇る!

(コイツは…)

ウラヌスの顔から笑みが消えた。

(下級戦士だからこんな辺鄙な星にまで逃げ延びた臆病者かと思っていたが…)

この分だと能力値1100万はあるだろう。

ウラヌスの現在の能力値が1500万を超えた辺り。

数値だけが、その者の戦闘力全てを物語る訳ではないが、強さの指針にはなる。

下級戦士としては破格の能力値だ。

しかもこんな辺境惑星で、強い敵に恵まれていた訳でもないだろうに。

高い格闘センスを持っていたという事か。

ウラヌスは決して健二を過小評価していなかった。

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