Fighting fantasia
やがて。

「せあっ!」

打ち疲れた一瞬の隙を突き、ウラヌスが健二に蹴りを見舞う!

能力値1100万と1500万の差か。

短いやり取りならば互角のように思えるが、戦闘が長引けばその実力差は明らかとなる。

勢いよく吹き飛ばされ、硬い山肌に叩き付けられる健二。

その後を追うように高速で接近したウラヌスは、健二の腹に両足蹴りを打ち込む!

叩き付けるだけでは飽き足らず、ウラヌスは健二の体を岩壁にめり込ませた!

「所詮は下級戦士か」

吐き捨てるように言い、距離をとるウラヌス。

崩れ落ちる岩壁、舞い上がる砂埃。

しかしその砂埃の中から。

「はぁあぁあぁぁっ!」

健二は両掌からの光線を発射する!

< 13 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop