美しいだけの恋じゃない
もちろん、その時間前に中身が残り少なくなっていたら、当番であるなしに関わらず、気付いた人物が補充しておいても良い。


あとは1日の最後、部署内の社員の湯飲みや急須を洗ってポットのコンセントを外してお湯を捨ててざっと中身を洗い、定位置に戻し、そしてその日使った布巾を他の課と共通の桶で漂白する。

自分がトップバッターの場合は漂白液を作らなくてはいけないけれど、すでに誰かが用意してくれている場合は便乗してそこに布巾を浸すだけである。


お茶当番の茶器洗いは17時以降、自分の仕事のキリの良い所で行う決まりで、日によってはそれが済んだ後も終業時間までまだ間があったり、ちょうど定時に終わったり、残業した後にようやく取りかかれたり様々である。


いずれにしろ、布巾を漂白液につけたら一旦その場を離れ、引き続き仕事をこなしたり帰り支度をしたりして時間を開けてから再び給湯室に戻り、漂白完了(している筈)の布巾を取り出して入念に濯いで搾ってから、布巾かけに干して、当番としての1日のミッションは終了である。


曜日によってやらなくてはいけない処理が増えるのだけれど、ひとまずそれがベーシックな動き方だ。


もし、桶の中に自分の課の布巾しか残っておらず、その後に漂白するであろう布巾も見当たらない場合は、液は捨てて桶本体を水洗いしてキッチンペーパーで水滴を拭き取り、所定の場所に置いておくのまでが義務付けられている。
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