幽霊電車
この列車…恐怖過ぎる。
簡易な気持ちでは、乗ってはいけない。
あたしの気持ちは、後悔で一杯だった。
『…ねぇ、お嬢ちゃん』
突然声を掛けられ、ビクリとなる。
誰か、乗って来た…!
今度はどんなおもちゃなの…?
恐る恐る振り向くと
「…え」
あたしの目の前にいたのは、おもちゃじゃなかった。
ごく普通の伯父さんだった。
伯父さんも、不思議に思ってこの電車に乗って来たのかな?
とにかく、人間で良かった…。
「にしても、おかしいねぇ。
なんで電車が走ってるんだろうね」
「…この電車、幽霊電車みたいです。
あの、噂の」
「何、幽霊電車だって!?」
伯父さんはとても驚いたように言った。

