キミの首輪に、赤い糸を。
「はぁっはぁっ...あー、疲れた...」


逃げてきた先は、雛ちゃんがいるカフェ。

私達はそこに逃げ込み、席についてジュースを飲んでいた。


「で?」

「...で?」

「いや、説明!」


私は真白に説明を求める。


「なんであそこにいたの?」

「えっと...迎えに行きたくて...そしたら、なんかあんなことに...」


早く和咲に会いたくて、と付け足した真白は、すぐに俯いてしまった。


「もう...怒んないから顔上げて?」


私の言葉に素直に従い、真白は私を遠慮がちに見た。


「真白、無理して迎えに来なくていいから。ちゃんと帰ってくるし、遅くなるなら家に電話するから」

「はーい...」


真白は素直にそれを聞き入れ、私は真白の頭をポンポン撫でた。


「で?」

「...で?」

「いや、説明でしょ!」


そして、今度は私が唯に説明を求められることになった。
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