キミの首輪に、赤い糸を。

「嫌、だ」

次の日。

目を覚まし、ソファの上の真白を見る。
全然起きる気配がない。

やっぱり疲れたんだろうな、なんて思う。

朝食を作り、自分は食べていつも通り用意して、玄関を出て、唯との待ち合わせ場所に向かった。


「和咲!」

「お待たせ、唯」

「ううん、行こ!」


唯の隣を歩いていると、唯がパッと私の方を見た。


「ねぇ、真白くん、すっごく可愛いね!」


なにかと思った...。


「まぁね。女子みたいに可愛い」

「ほんとほんと!それに、和咲のことが大好きなんだって分かる」

「え?」

「和咲のこと信用してるんだなーって」


唯は楽しそうにそう言った。
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