*光をください*
*Prologue*
ドガッ ドスッ ゴキッッ

「た、助けてくれ‼︎頼む!」

『・・・相手を間違えたな、お前。』

「ヒッ!」

『一之瀬連合に喧嘩売って生きていられると思うなよ、』

『後はお前達がやれ、俺は帰る。』

「はい、若お疲れ様です。」

若と呼ばれたこの男。
周りの男達に比べると華奢だが、全身を黒で包み圧倒的なオーラがにじみでており、
さっきまで1人の男を容赦なくなぐっていた張本人である。
部下と思われる男にこの場をまかせ、何事も無かったかのようにさっていく。

その時、前方から勢いよく風が吹き、この男の被っていたパーカーのフードがヒラリと翻り、
一瞬、金色の瞳が闇の中で鋭く光った。


















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