居場所を下さい〜声にならないSOS〜

何かが崩れた日

教室の窓からはキレイな夕日がのぞいている。


だけど私はそんな空を見もせずに、屍のようにボンヤリと座っていた。


もう教室には、誰ひとり残っていない。


いつからだろう、友達と一緒に帰らなくなったのは。


ほんの何ヵ月か前には、たくさんの友達に囲まれながら帰った道も、今ではひとりぼっちで歩いていく。


前までは頼れるリーダー的な存在だった私。


今もみんなの前ではそれを演じ続けている。


もう心の中はボロボロなのに、ひたすら演じ続ける自分が虚しかった。






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