居場所を下さい〜声にならないSOS〜
家へ帰る道のりも、前よりずっと長くなった気がする。


何も変わらない道を、毎日ただ黙って歩く。


ふと、空を見上げる。


そこには必ず予想していなかった表情があった。


毎日顔を変える空に、私はいつも助けられている。




家についてからも、虚しさから逃れることはできなかった。


周りの人に気付かれないように自分でマスクを被っているのに、心の中では自分の変化に気付いて欲しがってる。


矛盾だらけだった。


そんな不安定な私に、更に追い打ちがかかった。






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