<BL>   お前は俺のものだ。
あの後、軽く食べてから、薬を飲んで寝た。


次の日になっても、治ることはなかった。

どっちかと言うと、悪くなっている。



「38.2分、上がってますね。

悠真様、京介さんが後、二時間後にお見栄になります。
私は学校がありますのでいって参ります」



頬にキスをして、出ていった。


本当は居て欲しいけど、
航大には航大のやることがあるから、
邪魔だけはしたくない。





いつの間にか、寝ていたみたいだった。



「あっ、起きた」


「京介(キョウスケ)さん」



杉山 京介 (スギヤマ キョウスケ)  29歳

兄の中学時代からの先輩。

今は、俺の主治医をしている。



「聴診したいんだけど、いいか」


「あっ、はい」


「座って、服開くぞ」



診察をしてくれた。



「う~ん、喘鳴が聞こえるなぁ。
他には、痛い所とかないか」


「息苦しくのと、頭痛いのと、気持ち悪い」


「そうか、風邪か、様子見だなぁ。

悠真、また、三時間後来るから」


「はい」


「薬を飲んで、先ずは寝てろ。
じゃあな」



京介さんは、出ていった。


風邪、またか。


その後、軽く食べて、薬を飲んで、
言われた通りに寝た。











そして、おでこに冷たい感触がして、
目が覚めた。



「あっ、悠真、起こしたか」


「凛兄」



古賀 凛 (コガ リン)   27歳

俺の兄。

父の下で働いている。

将来的には、父の後を継ぐ予定。



「凛兄の手、冷たいて気持ちいい」


「そうか、もうそろそろ、京介さん、来るって、少し早いけど」


「そうなんだ」



起き上がってみた。



「悠真、寝てなきゃ駄目だろ」


「凛兄と話する」


「嬉しいけど、今は、寝ないとだろ」


「ヤダ」


「そういわれても」



凛兄は、家にいることが少ない。

最近だと、海外に行ってしまうので、寂しい。

そう思っていると少し苦しくなってきた。



「ゴホ、ゴホゴホ、ヒュー、ヒュー、ゴホゴホ」


「悠真、悠真、大丈夫か」



その時、ドアが開いた。



「凛、どうした」


「京介さん!」



悠真を見るなり、



「悠真、わかるか、ゆっくり呼吸しろ、凛、吸入器」


「あっ、はい」


「悠真、ゆっくりでいい、吸って」



その後、少し時間はかかったがおさまった



「もう、大丈夫そうだな」


「良かった」



発作が出て疲れて、眠くなってしまった。



「悠真、眠たいなら、寝た方が良い」



俺は、それから、寝てしまったみたいだ。


< 6 / 21 >

この作品をシェア

pagetop