<BL> お前は俺のものだ。
「ぅん」
起き上がるとさっきよりは、良くなって
いた。
「悠真様、ただいま戻りました」
キスをしようとする、航大を止めた。
「航大、風邪移ったら、どうするんだ」
「風邪は人に移すと早く治ると言います」
「お前が風邪をひいたら、誰が俺の世話をするんだ」
「左様で御座いますね」
おでこをつけて来た。
「熱も引いたみたいですね。
顔色もよくなった様ですし」
「航大」
「はい」
「お前が居ると安心する」
「私もあなた様がいらっしゃることで、安心致します」
航大とハグをした。
「大好きだぞ」
「承知しています」
航大の匂いだ。
ヤバイ、ムラムラしてきた。
「悠真様」
首筋にキスされ、耳を甘噛みしてきた。
「こう、た、耳、ダメ」
「耳が弱いですね」
「やめろ、病人に」
「そんな、涙目で言われても、説得力が無いですよ」
「ダメ、やっ」
変な声出た。
「可愛いです、もう一度」
「航大のばか野郎」
ドアが開いた。
「ねぇ、悠真、起きた。
ご飯どう、する……、ごめん」
凛兄は、ドアを閉めようとした。
航大をのけて。
「凛兄、閉めなくていい」
「お取り込み中のところすいません」
「お取り込み中じゃない」
凛兄の後ろから、
「空気読めよ、凛。
悠真、どうだ、調子は」
「京介さん、昨日よりはいいです」
部屋に入って来るなり、体温計を
渡された。
「熱、はかれ」
「はい」
「残念だったな、襲えなくて」
航大の肩にぽんとした。
「いえ、そんな、ことは」
「でも、病人を襲うな」
「別にそんな」
「凛のあの中に入っていく勇気が
無かったら、襲えてたのかも知れない
のにな」
京介さん、完全に楽しんでる。
医者って、Sの人が多い気がするなぁ。
「はぁ、本当にごめん。
ノックはするべきだった。
けど、航大くんがいるとは思わなくて、本当にごめん」
「凛様、そんなに謝られなくても、大丈夫です」
「本当にごめん」
ピピッ。
京介さん、スッと体温計取った。
「37度、下がったな。
食欲はあるか」
「はい」
「よし、大丈夫そうだな」
良かった。
「悠真様のためにお粥作ってきますね」
「うん」
「さて、帰るか」
「京介さん、食べていって下さい。
夕飯もできているので」
「あぁ」
その後、一旦、皆部屋から出ていった。
僕らの関係を凛兄と京介さんは、知っている。
最初は、驚いていたけど、応援してくれているみたいだ。
勿論、親には言っていない。
何を言われるか、わからないからだ。