湖都子のポエム3

手の届かない人…


一緒にいても何もプラスにはならない
彼にとって私はいらない存在
住む世界も違うし…

彼が優しすぎて自惚れてた
これ以上一緒にいたらダメになる

どこか遠くにいる手の届かない存在に思えた
やっぱり住む世界が違う…んだな
急に彼が遠くなった気がして寂しくなった
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アランはいつも優しすぎるくらい優しくて、愛されてると思って自惚れてた自分が恥ずかしくなった。

アランが休みで、一緒に出かけた。今日は余計なこと考えずに楽しまなきゃ…

だけど、変だな。胸がギュッと苦しくなる。
こんなことは、アランを不幸にするだけだってわかってるから…

「もう私達、会うの…やめよう。もう、無理しないでいいんだよ。さよなら、アラン。私を支えてくれてありがとう。どうか幸せになって」
「聞きたくない…」
いつもの優しいアランとは思えないくらい低くて、冷たい声

これでよかったんだよね?…なのに、寂しいのはなんでだろ…

今度こそ、バイバイ

これ以上ここにいたら、泣きそう…そのまま逃げるみたいに立ち去る

そして、夜。アッシュから送られた画像を見て愕然とした。夕方別れたばかりのアランがこの間の人が家の前にいる写真と、レストランに行く写真。

ないちゃう…よ。色んなことをいっぱい考えて泣けて泣けてしょうがない。

もっと早く気づいてあげられなくてごめんね。
幸せになってね

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