湖都子のポエム3

崩れた未来予想図


キミはオレだけを見てればいいんだよ
大好きなんだよっ
これからはずっと一緒…だよ

太陽は沈み夕陽に赤く染まる空
キミの頬も赤く染まる

大好きな人の言葉が信じられなかった
悪い夢だと思いたかった
俺はどうしようもなく悲しくて苦しくて

ずっと思い描いてきた幸せな未来
ガラガラと崩れていった
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仕事が休みになって、愛里と出かけた。家も決まって、これからはずっと一緒にいられると思って、浮かれていた。愛里の異変に気づいていなかったんだ。

夕陽を見ながら、一緒に暮らそうと話そうと、愛里を見つめると、目があった。いつもと変わらない態度だけど、イヤな予感がした。

浮かれていたのに、愛里の言葉は、俺の心を木っ端みじんに砕いた。愛里の横顔から拒絶が伝わってきた。ボーゼンとする俺を残して、立ち去る愛里。

心の底で黒い炎が燃え上がってるような感じがした。

愛里と暮らすために用意した家に1人でいるアラン。一緒に家探しをしてくれてモデルの子がきた。部屋にあげる気にはなれなくて、近くのレストランに行った。

それが、浮気の証拠になってるとも知らずに…
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