鬼社長のお気に入り!?
「すみません、あくまでも会議で出た話しですし、我々はジークスさんの実績も信用しておりますから、そちらの意向を聞いてからまた検討し直すということでよろしいですか?」


 え……? ちょっと、待って!! なんか雲行きが怪しくなってきちゃったよ――。


「あ、あの! 私のデザインを押し付けるつもりはないんですが、天然木の風合いっていうのは使うごとに深みをましますし、円型でなくてもヴィンテージ感と高級感を出すにはこのデザインがいいと思ったんです」


 私がそう言い切ると、担当さんは目をぱちくりさせて私を見た。


 まずい……これって完全に自分のデザインの押し売りみたいになってる……?


「そうですねぇ……あの、八神さんはどう思われますか? 八神さんなら色々ご経験もありますし……」


 すると、担当さんは先程からずっと黙っている八神さんに話しを振った。
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