鬼社長のお気に入り!?
 案内された奥の席に着くと、店員が素早く水を持ってきてくれる。受け取ったメニューを見ると、オススメはピザのようだ。


「ここ、ピザがうまいって定評のある店なんだ。ひとり別々のものを頼んでシェアしようか?」


「はい、いいですねそれ」


「バッグ、僕の横の椅子に置いておこうか?」


「大丈夫ですよ。桐生さんもそっち狭くないですか?」


 なんだか恋人同士みたいだ。と錯覚してしまう会話のやりとりに思わず顔がニヤけてしまう。


 桐生さんと他愛のない会話をしていると、注文していたピザが運ばれてきて、とりあえず乾杯をする。きっと周りから見たら普通のカップルに見えるだろう。そう思われるだけで嬉しかった。
< 14 / 367 >

この作品をシェア

pagetop