鬼社長のお気に入り!?
 私は無事にシャワーを浴び、今日一日の疲れをすべて洗い流した。が、問題はここからだ。


「お前、バスローブの下にTシャツなんか着るなよ、色気なさすぎ。まぁ、期待もしてないけど」


「だったら着ててもいいじゃないですか」


 さすがにバスローブの下に下着一枚は心もとない。


 いつの間に頼んだのか八神さんは、ルームサービスで取り寄せたハイボールを飲みながらソファでくつろいでいた。


「それで? お前は俺と添い寝がしたいわけ?」


 八神さんはそう言ってグラスの氷をカラカラ言わせながらニヤリと笑う。


「ちょ、なんでそうなるんですか! いいですよ、私は床でもソファでも寝れますんでお構いなく。あ、そうだ!

 だったらゲームしません?」


「ゲーム?」


「山手線ゲームみたいにお題を決めて……そうですね、じゃあAで始まる国なんてどうですか?」


「お前、それで負けたらどうするんだ?」


 うぅ、負けること前提ですか……いいですよ、勝てばいいんだから――。
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