鬼社長のお気に入り!?
「あぁ、もしかして杉野のお知り合いの方ですか? いつもお世話になっています」
な、なに……誰よこの人――。
すっかり八神狸に変身してしまった八神さんは美智に愛想よく微笑んだ。本性を知らない美智はその笑みにすっかり騙されてとろんとした顔をしている。
「すみません……今日、うちで依頼してたバイトの子がこれなくなってしまって……急遽、昔の好で杉野さんに着ぐるみを着てもらってるんです」
「あぁ、そうでしたか……大変でしたね。杉野でよければいくらでも使ってやってください。では失礼します」
そう言うと八神さんは取り上げた着ぐるみの頭をズボッと乱暴に被せて行ってしまった。
ちょ、ちょっとぉぉーー!! なんなのよあの偉そうな態度――!
「はぁぁ……八神さんって実物はもっと素敵! いいなぁ~愛理は、私もジークスに転職しようかな」
「え? それはやめておいたほうが……」
「あはは、冗談だって、あんたトイレいいの?」
美智に言われて思い出した。私はトイレに行きたかったんだ。それなのに突然の八神さんの登場で邪魔されて……。
でも、なんだかんだ言って来てくれたんだ――。
私はそのことが嬉しくて人知れず顔をほころばせた。
な、なに……誰よこの人――。
すっかり八神狸に変身してしまった八神さんは美智に愛想よく微笑んだ。本性を知らない美智はその笑みにすっかり騙されてとろんとした顔をしている。
「すみません……今日、うちで依頼してたバイトの子がこれなくなってしまって……急遽、昔の好で杉野さんに着ぐるみを着てもらってるんです」
「あぁ、そうでしたか……大変でしたね。杉野でよければいくらでも使ってやってください。では失礼します」
そう言うと八神さんは取り上げた着ぐるみの頭をズボッと乱暴に被せて行ってしまった。
ちょ、ちょっとぉぉーー!! なんなのよあの偉そうな態度――!
「はぁぁ……八神さんって実物はもっと素敵! いいなぁ~愛理は、私もジークスに転職しようかな」
「え? それはやめておいたほうが……」
「あはは、冗談だって、あんたトイレいいの?」
美智に言われて思い出した。私はトイレに行きたかったんだ。それなのに突然の八神さんの登場で邪魔されて……。
でも、なんだかんだ言って来てくれたんだ――。
私はそのことが嬉しくて人知れず顔をほころばせた。