鬼社長のお気に入り!?
傲慢で無慈悲でむちゃくちゃな人だけど、本当はこういう一面も持っている人なんだ――。
「八神さんのしてきたことは無駄じゃないです。確かに打倒桐生で生まれたデザインもたくさんあるかもしれないけど……八神さんのデザインはそれでも色んな人に受け入れられてきたじゃないですか、私が八神さんの作ったものが好きなのって、そんな憎しみから生まれたものでもやっぱり八神さんの人柄が表れてるところなんです」
「な、なんだよそんな熱く語るような事じゃないだろ、馬鹿」
あ、照れてる。
八神さんはぱっと目をそらしたが、頬も耳朶もほんのり色づいていて、思わず写メに収めたくなってしまう。けど、そんなことしたらきっと猛烈に怒るに違いない。だから私の目だけに焼き付けておくことにした。
「お前、生意気だぞ」
「きゃっ」
ち、近い――!!
腕を取られると八神さんの顔がぐっと近くに寄せられ、口づけられてしまう予感に私はそっと目を閉じた。
けれど。
「ハロー! 蓮ちゃん! 具合は――あら? お取り込み中だった?」
「ぶっ!!」
「なっ――」
八神さんの唇まで数センチというところで底抜けに明るい声とともに部屋のドアが開かれ、慌てて振り返るとそこにはにこにこ顔の加奈子さんが立っていた。
「八神さんのしてきたことは無駄じゃないです。確かに打倒桐生で生まれたデザインもたくさんあるかもしれないけど……八神さんのデザインはそれでも色んな人に受け入れられてきたじゃないですか、私が八神さんの作ったものが好きなのって、そんな憎しみから生まれたものでもやっぱり八神さんの人柄が表れてるところなんです」
「な、なんだよそんな熱く語るような事じゃないだろ、馬鹿」
あ、照れてる。
八神さんはぱっと目をそらしたが、頬も耳朶もほんのり色づいていて、思わず写メに収めたくなってしまう。けど、そんなことしたらきっと猛烈に怒るに違いない。だから私の目だけに焼き付けておくことにした。
「お前、生意気だぞ」
「きゃっ」
ち、近い――!!
腕を取られると八神さんの顔がぐっと近くに寄せられ、口づけられてしまう予感に私はそっと目を閉じた。
けれど。
「ハロー! 蓮ちゃん! 具合は――あら? お取り込み中だった?」
「ぶっ!!」
「なっ――」
八神さんの唇まで数センチというところで底抜けに明るい声とともに部屋のドアが開かれ、慌てて振り返るとそこにはにこにこ顔の加奈子さんが立っていた。