鬼社長のお気に入り!?
「社長にももうお話はついてるんです。あっさり退職の意思を受け入れてくれました」
「な、んだって? 親父が? だって、君はうちの会社にはなくてはならないデザイナーじゃないか、今回の商品だって杉野さんのおかげで――」
「社長は私がソニックビューティーやワンコのそよ風に関わっていた社員だったなんていっさい知らなかったみたいでしたよ? それに、もうホストのやり口には引っかかりませんから」
「なっ……」
言葉を失い、唇を噛み締めてずっと佇む桐生さんを置いて私はその場を後にした。
「な、んだって? 親父が? だって、君はうちの会社にはなくてはならないデザイナーじゃないか、今回の商品だって杉野さんのおかげで――」
「社長は私がソニックビューティーやワンコのそよ風に関わっていた社員だったなんていっさい知らなかったみたいでしたよ? それに、もうホストのやり口には引っかかりませんから」
「なっ……」
言葉を失い、唇を噛み締めてずっと佇む桐生さんを置いて私はその場を後にした。