未来の1/fragment





「様子を見に来たら、遊んでばっかりじゃないか‼︎本当に勉強をする気もないんだな」



丸林は父親の話をまともに聞こうともせず、フラフラ部屋を歩いていた。



「おい、話を聞いているのか⁉︎そういう態度を親にするとは、どういうことだ!」



カチンときた丸林は、は父親の目の前へ歩み寄り、向かい合わせで立った。



「どうせ、俺はろくでなしだから。もう俺に構うな」


「屁理屈ばかりでつまらんぞ‼︎お前とは違って泰斗は、素直でいい子だ。弟を少しは見習え‼︎」


「また始まった…親父はすぐに弟と比べたがる。もう辞めてくれよ‼︎そんなこと言ったって、俺はそう簡単に変わらない。早く部屋から出て行ってよ」



口答えをして反抗し、鋭く睨みつける丸林を見た父親は腹を立て、手を上げようとした途端、丸林は咄嗟に右手で父親の腕を掴んだ。





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