本当
chapter2
独りになった。

始発列車の中で俺はさっきまでいた女の事を考える。

名前は佐々原 蜷(ササハラ ニナ)

入学式で名前をしっかり覚えた。
俺ははっきり言って友達が少ない。
寄ってくる人はちらほら。
だから、友達関係で全然困らない。
< 9 / 58 >

この作品をシェア

pagetop