一匹狼少女
タイトル未編集

男と狐

一店のバーの前に立つひとりの男…

"BAR JOKER"

ギィー…カランカラン…♪

ーガヤガヤと店の中には組や族

裏社会のさまざまな客がいる。

客たちは一瞬男に目を向けるが

すぐに話に戻っていった。

マスター「いらっしゃい」

男は他の客に聞こえないくらいの

小さな声で言った

男「…今日は"狐"はいるか」

それでも聞き取れたのかマスターは

小さく頷いた

マ「…ご案内します、こちらへどうぞ」

コツ…コツ…マスターについて店の奥に入

るとドアがひとつあった。

マスターはドアの前で止まった。

マ「狐、客だ」

するとコンコンと中から返事があった。

ギィー…その小さめの防音設備のある部屋

には異様なオーラを放つひとりの女がい

た。黒いパーカーのフードをかぶり狐の面

をしていて威圧的で今にも押しつぶされそ

うな空気を纏っている。
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