曇り

明け






渡から目をそらし、もう一度ラインを引きなおして…夏休みが明けた。


夏期講習だけと言っていた渡が、通常授業も取るようになった。



俺の担当は減らず、渡とも週に1度は会えるようになった。




そんな風に…段々と近くなってしまうと、観察もやめられない上、深く知りたいと望んでしまうのもやめられない



本当に…自分でもわかるほど渡にのめり込んでいる自分がいた






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