ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】
『美しかった』



小さな頃旅行で連れて行ってもらったどこぞの夜景とか自然公園なんかよりもずっと・・・・ずっと・・・。



太陽の力強い光と共に澄み切った透明な空気が、きらきらと空間を舞う。あの、すがすがしい朝の空気の様。


もっとも最近は朝を清々しいと感じる事はなくなっていたのだが、これで再び思い出せた。



朝がとても気持ちよかったこと・・・・・。



雑文字だらけのこの世界で唯一どんな邪気にも染まることなく輝く朝の空気が大好きだった。



そして立った今見つけたこの空間も限りなく綺麗だ。久し振りに心が満たされたよう・・・・。



そして、



どんな新しくて綺麗な家でさえも叶わない程に



『廃墟』は



輝いて見えたんだ。








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