O♡L
ミナミさんは立ち上がり、あたしを見下ろしながらそう言った。

そして、その場を去って言った。



あたしは、しばらくその場から動くことができなかった。


怖かった…。
ミナミさんがあんな一面を持っていたなんて。

悔しかった…。
自分のことをバカにされて。


でも、一番は…。


…悲しかった。

楽しそうにして食べる、五十嵐課長の笑顔を見ることができなくて…。
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