bitter and sweet-主任と主任とそれから、私-
結局、その翌日はいつものように六時半の目覚まし時計で目を覚ました。
どうにかこうにか毛布から身体を出し、部屋を暖めてトーストを一口かじったところで今日もインターホンが鳴った。
ピンポーン。
昨日の朝の気味の悪さを思い出し、昨日よりも小さな声で
「はい」
と返事をする。
それでもそのインターホンだけで、私はまたドアスコープで確認したけれど結局誰もいなくて、今日はドアのチェーンを外し、冬の朝には辛い、トレーナーにショートパンツ、そしてボサボサ頭にサンダルといういかにも部屋着スタイルで玄関先に出て辺りを確認したけれど人影はやっぱり見当たらなかった。