目なし女の消えない呪い
雨が降りしきる中、美月は愛子の家のベルを押した。




ポツリポツリと降り始めた雨が、今ではすごい勢いでアスファルトを叩いていた。




美月は愛子の家のベルを五度押しても、何の返事もないことに違和感を覚えて、二階にある愛子の部屋を見上げた。




すると、愛子の部屋の明かりはついていて、愛子が部屋にいると美月は思った。




美月はポケットからスマホを取り出し、愛子に電話をかけた。
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