目なし女の消えない呪い
「オレ、今から、学校の裏山にある洞窟に行ってみます。

麻美子さん、オレに懐中電灯を貸してくれませんか?」




拓也が麻美子にそう頼むと、麻美子は小さくうなずいた。




拓也は麻美子から懐中電灯を受けとると、雨が降りしきる道路を再び、走り始めた。




〈 早くしないと、美月の命が危ない!

急がなくちゃ……。

大切な美月を助けるために…… 〉
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