目なし女の消えない呪い
美月はスマホの明かりを照した先に、目なし女の醜い顔を見た。




火傷で赤くただれた顔には、瞳がなく、瞳の黒い窪みからはまるで涙のように血が流れていた。




「私は醜い!

醜いから、みんなに嫌われた。

私はきれいな女が憎い!

きれいな女は幸せをつかむから!」




目なし女はそう言って、アイスピックを振りかざした。




美月はその瞬間、ありったけの声で、悲鳴を上げた。
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