僕を愛した罪
「どっちがおじちゃんからのプレゼント?」
「……万年筆の方だよ。
商品券は、宮口からだ。
アイツは商品券など渡されない限り、自分で野菜とか買わないからなぁ」
「そうなの?
セイくんって野菜嫌いなの?」
「そうだな…。
アイツは結構食わず嫌いが多いよ。
将来、困りそうだな」
苦笑しながら、恥ずかしいことを言ってくれるおじちゃん。
今度はあたしが真っ赤になった。
「お、おじちゃんはセイくんから何か貰ったの?」
「いや?何も」
「えぇ!?」
親が子に、子が親に、誕生日プレゼントを渡すのは常識でしょ!?
セイくんってば、渡していないんだ。
ちゃんと明日言っておかないと。
「気にしないで良いよ、愛ちゃん。
わたしはアイツから嫌われているからね」
「……おじちゃん…」
少し寂しげに笑うおじちゃん。
胸がキュッと締め付けられた気がした。