冷酷バカをやっつけろ



「かぁしまさんのばぁろーぉ

おんめぇだゆるぱんち?

とかなーえつけららしいなぁおい」


「僕なんかどうせ頭上火の海だ!

うわぁぁぁああん!!!」


「うるっしゃい

あたまがんがんすゆだろが…」


すると後ろから

両脇の下に手を突っ込まれ

抱き上げられた



「か、かちょお、なんれすか」


突然のことでびっくりする私


「黙れ酔っ払い。

お前は危なっかしいから隣にいろ。」


「よってねーろばがやろお

わたしはなあ、いもうとら

ねーんらぞ、りっぱなおとなれすー」


「いーや、お前はまだまだガキだ。」


課長はいっつも、子供扱い…


「がきじゃ、ないもんー…」


課長の顔なんか見るもんか

三角座りしてうつむいたとき



「泣くなって…。」



ちゅ…っ



顎をあげられキスされた


「ちょっろお!

ここみんないるんれすよお!」


次は両手でわたしの頬をつかみ

そのまま面と向かう形になった


「関係ない。

なんでそんな可愛い顔するんだ、

…そんな顔を誰にも見せたくない。」



ちゅっ…ちゅっ



「は…ぁ、ん…か、ちょ…」



いつもより激しくて




「他の奴に見せるな。

お前は俺のだ、木下…木下…。」




いつより情熱的でした










「課長何やってるんですかぁぁ

僕の頭暗殺計画ですかぁぁ

うわぁぁぁぁああぁぁん!!」





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