あなたが教えてくれたから~約束~
「わたしも、汐里ちゃんが大好きだよ。離れたとしても、心はずっと一緒!親友だもん」
「ありがと、桃佳」
出会いはすべて運命。本当にそうだね、吉原さん。
桃佳が検査に行ってしまったので、ひとり、桃佳のベッドから窓の外を見る。
さっきから雷鳴が聞こえる。
夕立が来るかな。
音はだんだん大きくなる。
雷雲が近づいてくる。
窓の隙間から、ひんやりとした風が木々の間をすり抜けてきた。
「雨が来るな……」