甘々王子にユウワクされて。



だけど彼は淡々と言った。



「俺も係なら仕事するし。むしろキミ文化部だからそっち忙しいでしょ。
 俺が侑心でも引き連れてクラスのは勝手にやるから、部のほうに時間かけていいよ」


「え……そんな!」



そんなのは、申し訳ない。


たしかに部活の出品も大変だけど、任された仕事くらいはきちんとやらなくちゃ。



そう思ったのに。


「いいってどうせ俺暇だし。あ、でもHRとかにはあんま出ないから集まりの連絡とかあったら教えて」



そう言ってスマホを取り出し、連絡先、とだけ言って促してくる。


わたしも慌ててポケットからスマホを出して、不慣れだったけれどなんとか連絡先を交換した。


友だち、と書かれた欄に、二人目の名前が入る。




「ん、話はそれだけ?」


「あ……えっと、今日の放課後、実行委員全員参加の集まりが第2会議室であるそうです」


「わかった」


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