甘々王子にユウワクされて。
それからほんの10秒ほど。
「……え!!?」
今度は彼女たちの声でわたしが驚く立場になった。
驚いた私をよそに、ふたりはわたしが描いたペイントを凝視している。
……勝手なことをしたと思われるか、と怯えていたら。
「うっそ佐久間さんすごい! めっちゃ血!!」
「え、うますぎでしょ!」
「あ……本当ですか?」
わぁっと称賛されるわたし。
こんなこと不慣れすぎて驚いてしまう。
「た、たぶんペンキ足りないから……追加に行ってきま、」
「いや――お願い行かないで佐久間さん!」
「せめて描き方教えて!」