甘々王子にユウワクされて。
いつからか抱いていた、ゆうへの想い。
それが恋だと気づいたのこそ最近だったけれど、ずっと前からこの気持ちがあったことは知っている。
だから、俺が気づくのにかかった時間くらいは、侑心にも楓にもゆうにも、隠し通せると思っていたのに……。
そもそもどうして気づかれてしまったのだろう。
自覚してからも、特に態度には出さなかったし、もちろん口にも出していない。
ばれる要素なんてないはずなのに。
なんて頭の中ではぐるぐるぐるぐる考えているのに、表に出たのは、
「……ははっ、」
乾いた小さな笑い声だけ。
「何言ってんだお前。
俺が? ゆうを? あほらしい」
「あほらしいって……! そんな、言い方はねぇだろ」